「自分に向いている仕事ってなんだろう?」と思って手に取ってみた本の第三弾。
第一弾『適職の地図』と第二弾『科学的な適職』を読んだ後に、関連する本として出てきたので読んでみました。
”自己理解のために、「直感的に」ではなく「論理的に」やりたいことを見つけ出す。”
というのが本書で伝えたいことの一つ。
“「やりたいこと」は「what × how」の組み合わせ。「what = 好きなこと」で「how = 得意なこと」”
と言う表現がすっと入ってきてイメージがクリアになった気がしました。
また、“仕事で、お金を受け取ることができるのは、お客さんに価値を与えて「ありがとう!」と思われた時です”
というところがこれまで考えたこともないことだったので、新たな発見でした。
お客さんに「ありがとう」と思われるのはサービス業などの仕事が主かな、と考えが凝り固まっていたけど、
自分の今の仕事も広い視点で考えれば、社会の「ありがとう」を実現するための仕事で、回り回って「ありがとう」からお金をもらっているなと思いました。
狭い視点でも、仕事で関わる人たちとお互いに「ありがとう」を積み重ねて、自分たちの業務を進めていて、それでみんなお給料もらっているなと気づきました。
今後、この視点を大事にしていきたいと思います。
大事なこと・得意な事・好きなことを見つけるための質問や、
例にできる100のリストがあったり、巻末付録で追加の質問があったりして、
さらに自分についての理解を深めるきっかけになる材料が多く揃っているなと感じました。
活用していきたいと思います!
印象に残った箇所
"あなたはまだ自分の短所を埋めて、無個性になる道をえらびますか?
それとも、今日から自分の長所を尖らせて、代わりのいない存在になる道を選びますか?"
結構グサッときました。
これまで、どちらかというと短所を埋めるための活動をしていました。
自分の長所について見つめ直して、それを伸ばして個性を発揮できるようにしていかないとな、と思いました。
“仕事でお金を受け取ることができるのは、お客さんに価値を与えて「ありがとう!」と思われた時です。「お金 = ありがとう」と考えてください。
あなたは、人からどんな「ありがとう」を受け取りたいですか?”
これははじめの方に書いた通りです。
自分が周りに与えることができる「ありがとう」は何か?自分だからこそ与えられる価値は何か?を考えて、周りに影響を与えられるようにしたいと思います。
さいごに
価値観や得意なこと、好きなことを洗い出す際にはこれまで『適職の地図』や『科学的な適職』を読んで考えたことと重複する部分もありはしましたが、それでもこの本を読んでから別の視点を持って考えることによって新たな気づきもありました。
洗い出せた価値観や得意なこと、好きなことを組み合わせたりして、自分のやりたいことは何だろう?ということはこれからも考え続けていきたいと思います。
そして、「ありがとう!」とだれかに思ってもらえるようなことを見つけることができれば最高ですね。
なかなか「これだ!」とか「これが自分のいちばんやりたかったことだ!」ということを見つけるのは難しいかもしれませんが、常に頭の片隅に置いて考え続けることでそれに近づけるのかなと思うので、「自分の本当にやりたいことは何だろう?それで「ありがとう」を届けられることは何だろう?」という疑問は持ち続けていきたいと思います!
↓第一弾と第二弾で読んだ2冊